日本薬草効能図鑑

日本の薬草・ゲンノショウコの効能について

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ゲンノショウコ

ゲンノショウコの写真

フロウソウ科

名前はよく知られていますが、実物となると都会育ちの人にはあまり馴染みがないようです。主成分はタンニンで、薬局方に収載され、収斂止瀉剤として下痢整腸に煎服されています。

ゲンノショウコの効能

干した茎葉一日7g程度を下痢の程度により濃淡を加減し、お茶代わりに飲みます。た、急性腸炎や激しい下痢には20~30gを一日量400~600ccの水で半量に煮つめ、
毎食後3回に分けて温服するとよいとされます。扁桃腺や口内炎には水300ccで10gを濃く煎じ、冷ましてうがいをします。湿疹、かぶれ、ただれには外用します。ゲンノショウコ(下痢止めになる)とハブソウ(便通をよくする)といった相反する作用のものを混ぜてお茶の代用にするのはよくありません。

採り方

花盛りの真夏(6~10月)に刈り陰干しをします。

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