日本薬草効能図鑑

日本の薬草・カキドオシの効能について

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カキドオシ

カキドオシの写真

シソ科

レンセンソウ(連銭草)
和名の垣通し(カキドオシ)にはつるが垣根を通してのびるという意味があります。[カントリソウ]と呼ぶ俗称は薬効に由来します。連銭草は葉の形が銭(銅貨)に似て連なっているということから由来しています。

カキドオシの効能

全草にコリン、タンニン、精油、苦味質が含まれ、強壮、解毒によいとされています。乾草を一日約10g煎じてお茶のように飲みます。糖尿病や腎臓病にも長期に用いるとよく効きます。さらに最近の中国では、肝細胞の胆汁分泌をすすめ、腎臓結石や膀胱結石には大量に服用すると効果があるといわれています。また昔から神経質で虚弱な体質の子供、よく腹をこわして下痢をしたり、すぐ風邪をひいてせきが多く、青白い顔色の子供に連服させると効果があるといわれています。腫れものや打ち身の痛みには、生の全草をつき砕いてその汁を塗ります。

採り方

全国の山野に多く、山すそから人里の屋敷近くで、湿り気のある肥地、とくに竹林のヘリに多く生えます。4~5月(山では6月)頃に全草を刈り採って、風通しのよい日陰で乾燥させます。

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