漢方薬の種類と効能

胃炎・胃潰瘍に効果的な漢方薬

胃炎・胃潰瘍


漢方医学では、病理を気・血・水をもとに評価します。「気」とは生命活動に必要な無形のエネルギー、「血」とは生体を物質的に支える赤い液体(現代医学でいう血液に漢方の「気」を含めた概念)、「水」とは生体を物質的に支える透明な液体(血液以外の体液に漢方の「気」を含めた概念)と考えられています。胃炎・胃潰瘍、機能性消化不良に認められる症状を気・血・水で評価すると、食欲不振・疲労感などは気虚、ゲップ・膨満感などは気滞、嘔気・嘔吐は気道・水滞、心窩部痛は気滞・血虚・瘀血などを示唆するといえます。このような気・血・水の病理をふまえて、漢方薬を選択します。

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