漢方薬の種類と効能

清心蓮子飲の効能・効果

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)


膀胱炎や不眠によく使われます

利尿作用の車前子、精神を安定化する蓮肉・茯苓を中心に、余剰な熱を下げからだを潤す麦門冬・地骨皮・黄芩、消化器を補強する人参・黄耆・甘草で構成される漢方薬です。頻尿や膀胱炎に適応します。ねあせ、不眠、不安感等の精神症状にも応用されます。

清心蓮子飲の効能又は効果

全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿が出しぶるものの次の諸症:残尿感、頻尿、排尿痛

冷えがあり、それに加えて炎症がある、もしくはほてり、苛立ちなどを感じる人の排尿障害に用いる漢方薬です。

その他の応用

糖尿病、尿路感染症、尿路結石、前立腺肥大症、尿路不定愁訴等。

清心蓮子飲の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
黄苓(オウコン) 苦/寒
肺、肝、胃、大腸
麦門冬(バクモンドウ) 甘・微苦/微寒 肺、心、胃
地骨皮(ジコッピ)  甘・淡/寒 肺、腎
車前子(シャゼンシ) 甘/寒 腎、肝、肺
甘草(カンゾウ) 甘/平
心、肺、脾、胃
蓮肉(レンニク) 甘・渋/平 脾、腎、心
茯苓(ブクリョウ) 甘・淡/平 心、脾、腎
黄耆(オウギ) 甘/微温 脾、肺
人参(ニンジン) 甘・微苦/微温 脾、肺

 

清心蓮子飲の副作用

間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害・黄疸、過敏症

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