日本薬草効能図鑑

日本の薬草・タラノキの効能について

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タラノキ

タラノキの写真

ウコギ科

ソウボク(楤木)、ソウコン(楤根)
昔から山村奥地では根を乾かして細かく刻み、一つかみを5合の水で3合に煎じつめ、胃ガンの薬としたことが報告されています。また刺のあるヒシの実も同じ目的で使われてきました。新芽は山菜としても有名です。幹には一面刺があって別名[よめたたき]と呼ばれています。

タラノキの効能

伊勢湾をとりかこむ三重、愛知両県下にひろく腎臓病や糖尿痛の妙薬として伝承されていますが、現在は主に糖尿病に用いられています。ウサギを用いた実験でも血糖値を降下させると報じられています。一日分として乾かした根皮15gを500ccの水で半量に煮つめ,、一日3回に分けて飲みます。成分はサポニンであるベータタラリンなどがあります。その他、胃炎、胃かいようにも用いられ、利尿に効き、吐き気も消えます。

採り方

春に根皮を採り陰干しします。


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