日本薬草効能図鑑

日本の薬草・クロモジの効能について

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クロモジ

クロモジの写真

クスノキ科

ウショウ(烏樟)
「黒文字」は楊枝材としてひろく利用されています。材はかむと清々しい甘い香りがします。これは枝や幹にクロモジ油が含まれていることによるためで香水、石けん、香料に供されてきました。雪国の冬に欠かせない輪かんじきの中で、いちばん丈夫なのはクロモジ材のものといわれ、外国にまで需要があるといわれています。

クロモジの効能

根皮を煎服すれば、脚気、むくみに効能があり、愛知県瀬戸周辺では、この幹や黒い実を煎じて飲んで病気(腰痛)を治したといわれています。また、最近の研究でクロモジの樹皮には一種の制ガン物質が含まれていることが報告されています。

採り方

8~10月に葉,茎ともに採取して、風通しのよいところで陰干します。茎は箸の太さ以下の若枝がよいとされています。花期は3~4月。果期は9~10月。

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