日本薬草効能図鑑

日本の薬草・エビスグサの効能について

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エビスグサ

エビスグサの写真

マメ科

ケツメイシ(決明子)
[はぶ茶]として常用される豆の一種です。中米原産ですが、中国を経て日本に伝わってきました。決明という中国名は、目を明らかにする薬効に由来します。『延喜式』(927)に名がみられることから、生薬種子の渡来は古いことがわかります。

エビスグサの効能

この種子は[はぶ茶]といわれています。血圧降下作用でがあり、腸を潤し解熱にもよい健康茶としてよく知られています。また便秘が原因で肩こりが起き、目が疲れた時等にコレを軽く炒った10~30gを300~600ccの水で半量に煮つめ,食後3回に分けて温かいうちに服用するとよいとされています。特に老人性の便秘に賞用される緩下剤です。また、小児の口中に白いただれができて痛む時は、種皮が破れて中身がくずれ出るまて煎じ出した紅褐色の液汁でうがいをするとよいといわれています。またこの汁は二日酔いに飲んでも効果的です。

採り方

あまり酸性の強くない日当たりと水はけのよい畑地に晩春種をまき,下葉が褐色になる9~10月に抜き採って乾かし、さやをたたいて種子を収め、2~3日間日干しして紙袋に保存します。

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