日本薬草効能図鑑

日本の薬草・ダイコンソウの効能について

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ダイコンソウ

ダイコンソウの写真

バラ科

スイヨウバイ(水揚梅)
葉が大根の葉に似ているところからこの名が由来しています。平野都会地にはなく、山間半陰の適湿地や林縁に群生します。花期は6~8月で果期 8~10月。

ダイコンソウの効能

むくみや腫れ,腎臓病には全草を陰干しにして約15gを水0.4㍑で半量に煮つめて飲むとよいことが伝えられています。また脚気でだるいときや、尿意減少にも(同法で)効くので、空き地に植えてふやす人もいるようです。成人しても夜尿症の人が全草の煎服で治ったことも報告されています。打ち身のときは、全草の黒焼きを小麦粉で練ってつけるとよいといわれています。成分はゲインという配糖体が知られ、ヨーロッパではセイヨウダイコンソウも同様に利用されています。

採り方

根部がよいといわれていますが全草を抜いて陰干しにしておきます。収期は秋がよくて、乾燥歩留まりは地上部2割、根茎2.5割。紙袋に入れて保存します。

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