漢方薬の種類と効能

葛根湯加川芎辛夷の効能・効果

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)


風邪の鼻づまりによく使われます

葛根湯に、止痛作用をもつ川芎(せんきゅう)、鼻症状に有効な辛夷(しんい)を加えた漢方薬です。寒気があり、汗をかいていない初期の感冒に適応し、特にくしゃみ、鼻水、鼻づまり等の鼻症状に効果があります。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、花粉症等にも応用されます。甘辛味で、温服が効果的です。

葛根湯加川芎辛夷の効能又は効果

鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎

葛根湯の適応となるような人で、中でも特に鼻炎、鼻閏が強い人を対象とする漢方薬です。

その他の応用

副鼻腔気管支症候群、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎等。

葛根湯加川芎辛夷の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
葛根(カッコン) 甘・辛/涼
脾、胃
麻黄(マオウ) 辛・微苦/温
膀胱
生姜(ショウキョウ) 辛/微温 肺、脾
桂皮(ケイヒ) 辛・甘/熱 腎、脾、心、肝
甘草(カンゾウ) 甘/平 心、肺、脾、胃
芍薬(シャクヤク) 苦・酸/微寒 肝、脾
大棗(タイソウ) 甘/温 脾、胃 
川芎(センキュウ) 苦・酸/微寒 肝、胆、心包
辛夷(シンイ)
甘/温 肺、胃

葛根湯加川芎辛夷の副作用

偽アルドステロン症、ミオパチ-、自律神経症状、消化器症状、泌尿器症状

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