漢方薬の種類と効能

七物降下湯の効能・効果

七物降下湯(しちもつこうかとう)


ほてりやのぼせによく使われます

血行を改善する四物湯(しもつとう)に、消化器を補強する黄耆(オウギ)、ほてりやのぼせに対応する黄柏(オウバク)、いらいらに対応する釣藤鈎(チョウトウコウ)を加えた漢方薬です。体力が低下していで血圧が高い、ほてりやのぼせがある等の症状に適応します。胃にもたれることがあるので注意が必要です。甘苦味。

七物降下湯の効能又は効果

身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)

身体は虚弱で冷えがあるにもかかわらず、のぼせて血圧の高い人に対して使用する漢方薬です。

その他の応用

高血圧等。

七物降下湯の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
芍薬(シャクヤク) 苦・酸/微寒 肝、脾
当帰(トウキ)
甘・辛/温
肝、心、脾
黄耆(オウギ)
甘/微温
脾、肺
地黄(ジオウ) 甘・苦/寒 心、肝、腎
川芎(センキュウ) 辛/温 肝、胆、心包
釣藤鈎(チョウトウコウ) 甘/微寒 肝、心包
黄柏(オウバク) 苦/寒 腎、膀胱、大腸

七物降下湯の副作用

消化器症状

漢方薬生薬一覧漢方薬生薬一覧
漢方薬症状別ガイド漢方薬症状別ガイド
日本の薬草日本の薬草