漢方薬の種類と効能

立効散の効能・効果

立効散(りっこうさん)


歯の痛みによく使われます

歯痛に対する止痛作用をもつ細辛、止痛効果の防風、歯茎の腫れに効能がある升麻、解毒解熱作用の竜胆、消化器保護の甘草で構成される漢方薬です。歯痛と付随する頭痛、抜歯後の痛み、歯茎の腫れ等、口中トラブルに適応します。口内炎や舌炎にも応用され、内服以外にうがいでも用いられます。辛味。

立効散の効能又は効果

抜歯後の疼病、歯痛

歯や抜歯後の痛みを主として、口腔内の痛みに対処する漢方薬です。

その他の応用

舌病症、非定型歯痛等。

立効散の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
細辛(サイシン) 辛/温 肝、腎
甘草(カンゾウ) 甘/平
心、肺、脾、胃
升麻(ショウマ) 辛・甘/微寒 肺、脾、大腸、胃
防風(ボウフウ)  辛・甘/微温 膀胱、肝、脾
竜胆(リュウタン) 苦/寒 肺、胆、胃

 

立効散の副作用

偽アルドステロン症、ミオパチー

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