漢方薬の種類と効能

三物黄芩湯の効能・効果

三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)


手のひらや足の裏のほてりによく使われます

熱を下げ潤いを与える地黄、身体上部の熱を下げる黄芩、身体下部の熱を下げる苦参という、3種の解熱作用生薬で構成される漢方薬です。頭痛はなく、手のひらや足の裏がほてる等の症状に適応します。地黄が胃にもたれる場合があるので注意が必要です。苦味。

三物黄芩湯の効能又は効果

手足のほてり

手足のほてりや、ほてりを伴う皮膚症状こついて、ほてりを取って炎症などを抑えるために使用する漢方薬です。

三物黄芩湯の構成生薬

構成生薬 味と性質 作用する漢方的な臓器
黄苓(オウゴン) 苦/寒 肺、胆、胃、大腸
苦参(クジン) 苦/寒 心、肝、腎、大腸、膀胱
地黄(ジオウ) 甘・辛/寒 心、肝、腎

三物黄芩湯の副作用

間質性肺炎、肝機能障害・黄疸、過敏症、消化器症状

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