三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)
手のひらや足の裏のほてりによく使われます
熱を下げ潤いを与える地黄、身体上部の熱を下げる黄芩、身体下部の熱を下げる苦参という、3種の解熱作用生薬で構成される漢方薬です。頭痛はなく、手のひらや足の裏がほてる等の症状に適応します。地黄が胃にもたれる場合があるので注意が必要です。苦味。
![三物黄芩湯の効能又は効果](_src/31090856/sign.png?v=1552368750217)
手足のほてり
手足のほてりや、ほてりを伴う皮膚症状こついて、ほてりを取って炎症などを抑えるために使用する漢方薬です。
![三物黄芩湯の構成生薬](_src/31090857/sign.png?v=1552368750217)
構成生薬 | 味と性質 | 作用する漢方的な臓器 |
黄苓(オウゴン) | 苦/寒 | 肺、胆、胃、大腸 |
苦参(クジン) | 苦/寒 | 心、肝、腎、大腸、膀胱 |
地黄(ジオウ) | 甘・辛/寒 | 心、肝、腎 |
![三物黄芩湯の副作用](_src/31090858/sign.png?v=1552368750217)
間質性肺炎、肝機能障害・黄疸、過敏症、消化器症状