漢方薬の種類と効能

山薬の効能・副作用

山薬(サンヤク)


ヤマノイモ科のヤマノイモまたはナガイモの周皮を除いた根茎です。

成分

主成分はデンプンやマンナンです。その他、ステロイド化合物であるβ-シトステロール、ジオスゲ二ンなどを含みます。

性味

甘、平

特徴

血糖降下作用、実験的記憶学習障害改善作用が報告されています。含有成分にステロイド化合物がありますが、抗炎症作用などのステロイド様作用は示しません。

山薬の効能

滋養強壮(じようきょうそう)

脾・肺・腎の3つの臓に栄養を与えて浄化し、幅広い虚証に対して滋養強壮的に作用し、体力を与えます。

鎮咳・止瀉(ちんがい・ししゃ)

身体に力を与えることで収斂させ、体力が失われたために止められなくなっていた咳や下痢などを止めます。

山薬の副作用

稀に山薬に対してアレルギーを発症する人がいるので注意が必要です。

山薬が含まれる漢方薬

八味地黄丸
六味丸
啓脾湯
牛車腎気丸

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