漢方薬の種類と効能

桃仁の効能・副作用

桃仁(トウニン)


バラ科のモモおよびその同属植物の種子です。

成分

アミグダリン、プルナシン、脂肪油などを含みます。

性味

甘・苦、平

特徴

鎮痛作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、子宮収縮作用、血小板凝集抑制作用、

更年期障害改善作用等。

桃仁の効能

駆瘀血(くおけつ)

血に入り、各種の癒血を急激に下すことで解決し、月経関連症状、頭痛、腹痛などを治します。

潤腸・通便(じゅんべん・つうべん)

脂肪油の成分により腸を潤して便に滑らかさを与え、乾燥性の便秘に対して効果を発揮します。

桃仁の副作用

アミグダリンを含むため煎じずに大量に服用することは危険ですが、通常の使用法・使用量であれば問題ありません。妊婦の服用は禁忌になります。

桃仁が含まれる漢方薬

大黄牡丹皮湯
桂枝茯苓丸
桃核承気湯
潤腸湯
疎経活血湯

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