漢方薬の種類と効能

延胡索の効能・副作用

延胡索(エンゴサク)


ケシ科のエンゴサクの根茎です。

成分

イソキノリンアルカロイドであるデヒドロコリダリンを指標成分とします。その他、コリダリン、プロトピンなど、数種のイソキノリンアルカロイドを含みます。

性味

辛・苦、温

特徴

抗炎症、抗アレルギー作用、アジュバンド関節炎抑制作用および線溶系亢進作用など含有成分のデヒドロコリダリンには抗潰瘍作用が、プソイドコリダリンには記憶学習改善作用が報告されています。

延胡索の効能

活血(かっけつ)

気が滞ったことに付随して起こる血の滞りを解決します。

止痛(しつう)

血が滞ることによって超こる痛み(胸部痛、胃痛、月経痛など)を、血の滞りを解決することによって緩和し、鎮痛作用を発揮します。

延胡索の副作用

アルカロイドを含む生薬なので、服用量を守るように注意しましょう。安易な増量は避けて下さい。妊婦に使用すると流産の可能性があるので使用には厳重な注意が必要です。

延胡索が含まれる漢方薬

安中散

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