甘草（カンゾウ）
マメ科のウラルカンゾウまたはスペインカンゾウおよびその他同族植物の周の根およびストロンで、時に周皮を除いたものです。
| 成分 | サポニンであるグリチルリチンを含みます。また、フラボノイドのリクイリチンが薬効発現に重要な役割を果たしていると考えられています。炙って炙甘草とすることにより、グリチルリチンは分解され、副作用の発症が生じにくくなるとされています。 |
|---|---|
| 性味 | 甘、平 |
| 特徴 | 抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫賦活作用、抗潰瘍作用、肝機能改善作用等。 |
調和（ちょうわ）
各種生薬の作用や毒性を緩和し、処方としてまとめるつなぎの作用を持ちます。
益気（えっき）
脾の機能を強化して元気をつけます。甘い味がこの効果にとって重要とされています
緩急（かんきゅう）
筋肉の痙攣を緩めます
副作用として偽アルドステロン症を誘発するとされ、1日の甘草摂取量が2.5gを超えるときは注意が必要です。原因となる成分は甘草の主要成分であるグリチルリチンの代謝物と考えられています。
芎帰調血飲
薏苡仁湯
乙字湯
九味檳榔湯
二朮湯
二陳湯
五淋散
五積散
五虎湯
人参湯
人参養栄湯
六君子湯
十全大補湯
十味敗毒湯
升麻葛根湯
半夏瀉心湯
参蘇飲
啓脾湯
四君子湯
四逆散
大黄甘草湯
女神散
安中散
小建中湯
小柴胡湯
小柴胡湯加桔梗石膏
小青竜湯
川芎茶調散
帰脾湯
平胃散
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
当帰建中湯
当帰湯
当帰飲子
抑肝散
抑肝散加陳皮半夏
排膿散及湯
柴朴湯
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡桂枝乾姜湯
柴胡桂枝湯
柴胡清肝湯
柴苓湯
柴陥湯
桂枝人参湯
桂枝加厚朴杏仁湯
桂枝加朮附湯
桂枝加竜骨牡蛎湯
桂枝加芍薬大黄湯
桂枝加芍薬湯
桂枝加苓朮附湯
桂枝加葛根湯
桂枝加黄耆湯
桂枝湯
桂麻各半湯
桃核承気湯
桔梗湯
治打撲一方
治頭瘡一方
消風散
清上防風湯
清心蓮子飲
清肺湯
温経湯
滋陰至宝湯
滋陰降火湯
潤腸湯
甘草湯
甘麦大棗湯
疎経活血湯
白虎加人参湯
神秘湯
立効散
竜胆瀉肝湯
胃苓湯
芍薬甘草湯
芍薬甘草附子湯
苓姜朮甘湯
苓桂朮甘湯
荊芥連翹湯
葛根湯
葛根湯加川芎辛夷
補中益気湯
調胃承気湯
越婢加朮湯
通導散
酸棗仁湯
釣藤散
防已黄耆湯
防風通聖散
附子理中湯
香蘇散
麦門冬湯
麻杏薏甘湯
麻杏甘石湯
麻黄湯
黄耆建中湯
黄芩湯
黄連湯
